伝家の宝刀?ほうとう作り

焼きおにぎりに焼きいも、大根料理。これまでのクッキングの経験を経て、今回は、5歳児が「ほうとう」作り、4歳児が「りんごのコンポート」作りをしました。


前日の買い出しは、雨天のため数名で行ってきました。
お買い物にはよく行く様子。私にどこに何が売っているのか教えてくれました。無事、食材を購入し、翌日のクッキングに備えます。


当日、保育室の掃除から始まり、身支度を済ませます。今回、新しい三角巾になった子がいました。前回のクッキングのあと、お母さんに「今度さ、結べるから、ソフィア(ゴムのもの)の三角巾じゃなくて、結ぶのがいい」と話していたようです。
自分では見ることができない「後ろ」で三角巾を結ぶのは、とても難しいのですが、構造を頭の中で思い浮かべたり、手探りで結ぼうとしていました。保育士に声をかけに来たり、友だち同士で結んでいる子たちもいました。難しいからやらないではなく、どうやったらいいのかを自分たちなりに考え、より良い方法を見つけようとしていました。

さて、5歳児は前回の園外保育の「歩きチーム」と「電車チーム」に分かれてクッキングの分担をしました。
歩きチームが具材を洗って切り、電車チームがほうとうを作ります。蕎麦打ち見学がここで活かされます!4歳児は子民家で取り組みます。


「さらさらの粉が変わってきた!あれ?この間のおそば屋さんみたい!!」と電車チームの子たちは、おそば屋さんで見た蕎麦打ちと同じ工程に目を輝かせます。



歩きチームは長ネギ、にんじん、大根、かぼちゃ、ごぼうを切りながら違いを発見。その違いとは、「涙が出るか出ないか」ということです。長ネギを切っていたら、涙が出たからとのことでした。しかし、かぼちゃを切ってみたときに(硬いので、保育士と一緒に)「硬すぎる!」、「こんなに硬いの!?」と驚き、硬さの違いにも気が付きました。油揚げを切ってみると、「スポンジみたい」、「柔らかすぎ~」、「油の気分になってきた」、「そうそう、油揚げになったみたい」と会話が弾みました。
給食員の伝家の宝刀「ささがき」も見せてもらい、子どもたちもごぼうはささがきで切りました。


鍋に火をかけ、食材を炒めて、水を加えていきます。鍋から聞こえる音やふわっと香るにおいに心を躍らせます。

次は何?なんでもやるよ!そんな子どもたちの心の声が聴こえてきました。

一方の4歳児さんは、クッキングの前に七五三のお参りに出かけ、健やかな成長に感謝しつつ、クッキングの無事?も祈ってきました。

4歳児さんはいただいたリンゴを使って、デザートを作ります。
一人一個ずつりんごを抱え、子民家へ!
密が入って美味しそうです。
一人ずつ保育士と一緒にりんごを切り、鍋に入れました。レモン汁、塩、グラニュー糖をまぶし、ぐつぐつ…


片付けを一緒にしながら、リンゴは皮の所に栄養がある話題になり、ちょっと食べてみることに。
「おいし~!」、「おいし~‼」ついには、おいしさに踊りだしました⁉


園舎に戻り、持ち寄ったお互いの「作品」を味わいました。


先ずは、出来上がった「ほうとう」。早く食べたい!とうずうずしながら、食事の準備。食べる前から、「これ食べたら絶対ほっぺた落ちる!」と言います。   

りんごのコンポートも「あ!これ、好きなやつ」と好評。


先生たちにもおすそ分けをすると、みんながおいしいと言ってくれました。自分たちで食べてみてもやっぱり「おいしいー!」でした。

自分たちで手掛ける経験を通して食に関わる豊かな時間となりました。

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