2016年06月11日 ( 土 )
「子どもについて考える」
「子どものように考える」の柱のもと
年4回、お母さん方の「学校」と題し
Scholaを行っています。
昨日は、今年度初めてのscholaを開催しました。
会場へお集まりいただいた
お母さん方の手には、
園の保育方針を綴った冊子と、
ペンと、メモ帳が握られていました。
今回は、「探索活動」ということで、
「探索活動とは、何か」
「何度も繰り返し行う姿には、どのような意味があるのか」
「そもそも、なぜ探索活動を子どもたちはするのか」など、
探索活動の真っ最中の秘蔵映像、
ある女の子のおもしろ探索エピソードなどを交えて進めていきました。
子どもたちは、今のこの幼少時期に、
ヒト・モノ・コトと出会います。
その、ヒトとは何か、
モノとは何か、
コトとは何かを
肌を通し、五感を研ぎ澄ませ
幾度となく繰り返す中でそのものの性質、特性を確かめているのです。
大人から見る困った行為の中には、
子どもたちのたくさんの不思議があります。
私たち大人は、たくさんの実体験を通し、多くの経験をしています。
しかし、生まれて初めてこのモノ、コト、ヒトに出会う
子どもたちにとっては、全てが不思議であり、
知りたいことだらけです。
その、知りたいという姿が探索活動であります。
探索活動をしている子ともたちは、
手も、目も、頭も、全身の筋肉もすべて駆使して
そのモノ、ヒト、コトを調べています。
自分が、納得するまで、そのモノ、ヒト、コトの性質、特性を
体験を通し、自分の経験にするまで幾度となく繰り返し行うのです。
その中で、ヒトとの触れ合いもあり、
世の中には自分以外の人がいることを知るのも、この時期なのです。
私たち大人が、子どもたちの姿を見て
「何やっている?」
「意味が分からない?!」という行動にこそ、
子どもたちには大きな意味があり、
子どもたちの感受性が豊かに育まれる瞬間なのです。
次回のscholaは8月19日(金)
「わがままと自己主張」をテーマに行います。
お楽しみに!!