年が明け、お正月気分も抜けた1月「13日の金曜日」…延期となっておりましたScholaを無事開催することができました。
テーブルの上にはアンケートに答えるための赤・黄の両面カードと、メッセージカード、そして今回のテーマとなる愛着ならぬ愛チョコ?が用意されております。
何よりもこのメッセージカードには、皆さん違ったメッセージが綴られています。その言葉は、今の心に刺さるものもあれば、少し時を経てじんわりしみる言葉もありSchola参加のおたのしみでもあるようですね。
さて、初めに社会性、感情コントロールや学力にも直結すると言われる愛着の大切さ、愛着パターンなどの理論から始まり、
安定した愛着が形成されなかったために起ったとも言える「秋葉原事件」の加藤君の幼少期の切ない生い立ちの話にも触れました。
(詳細については、第16回公判を見ていただくことをお勧め致します。)
愛着は黙っていて築かれるのではないのです。そしてまた、大人がどのように関わるのかが大切になるのですね。
黒沢監督の映画「赤ひげ」の“おとよ”が初めは人を信じられずに拒絶するシーンは「加藤君」の幼少期が想像されるようでした。その“おとよ”が人として大切に扱われることで変化していく様が印象的です。
子どもを信じるということは、「結果がどうなろうとあなたを大事にする」ということに他ならないのです。
人の成長は依存と反抗の繰り返しというお話もありましたが、この子の親たる所以は、この子の面倒事を誰よりも引き受けてきたからこそです。
大切なのは、大人がどれだけ愛しているか、ではなく 子ども自身が自分はどれだけ愛されているかと思うか、なのですね。
こんな例えのお話がありましたね。バケツを満たすお話。
大きな石を入れる。 いっぱいか?
さらに、砂利を入れる。 いっぱいか?
さらに、砂を入れる。 いっぱいか?
さらに、水を入れる。 バケツはいっぱいになった。
この例えで言いたいことは…?
大事な物(大きい石)を丸ごと入れたかったら、最初に入れないと入らないということでした。
大事な物、つまり今回のScholaのテーマである「愛着」が育まれる今が、人生の中でかけがえのない大切な毎日なのです。
愛着は基礎。その基礎が安定するからこそ幸せな未来が積み上げられていくのです。
そして、最後に
子育ての最終奥義は、「お母さんが機嫌がいい事‼」これに尽きるのだとか。
とはいえ、毎日 家庭に仕事に、本当にお疲れさまです。一人で育児は出来ません。家族、近隣、社会…もちろん保育園などを巻き込みいろいろ活用しながらの自分メンテナンスが大切です。
そんな思いも込めて、最後は愛着には欠かせない しあわせホルモン ともいえるオキシトシンがたくさん分泌されるように胸がいっぱいになる動画が集められました。
仕事を離れ、家庭を離れ、自分のための時間。観終わった後、わが子がより愛おしく感じられたのではないでしょうか?
今回のテーマに合わせた書籍の貸し出しもありました。
☆第4回Schola開催のお知らせ
次回のテーマは「絵本の世界」~絵本の温もりを味わってみませんか~
今回は、園舎での開催となります。
どうぞお楽しみに