令和5年度 「ありがとう」と「いってらっしゃい」

令和5年度、最終日。
今、今年度最後の子どもを皆で見送りました。

玄関先には、満了児さんからいただいた沢山のお花が並んでいます。
お菓子やお手紙、玄関先でも「ありがとうございました」と沢山のお気持ちをいただきました。

そのたびに、我々は感謝されるような大それたことができていたのかと振り返ります。

      「子どもたちを送る日」
  何たる緑か。こうして親しく、あなたの為には大切な幾とせを、
日々に一緒に楽しみ得たことか。
 「教育」。そんなことよりも、あなたを迎える朝な朝なが私の楽しみでした。
「あなたの為」。そんなことよりも、あなたといっしょに遊ぶことが私の喜びでした。
  ただね、今になって考えてみると、随分行き届かないことが多かったと、それが、すまないのですよ。けれどね、御免なさいなんて、そんなことは決していいませんよ。
私の足りないことを、あなたは何とも思ったりしていないと、それが、しっかり、私に分かっているから―。若しそうでなかったら、こんなに、にこにこと、
あなたの修了をお送り出来るものですか。
 「いい先生」、そんなこと、どうでもいいのね。あなたのすきな先生だったのですものね。ほんとに、そうだったんですのね。
                                                 著:倉橋惣三「育ての心(上)」より

今朝の園舎は、いつもの土曜日より少し賑やかな子どもの声が響いていました。

本日が最終登園日となった満了児さんが、新入園児さんを迎える準備を手伝っていました。
その後ろ姿に、嬉しさと切なさが入り混じります。

「ありがとう」と「いってらっしゃい」

今年度もこの日を迎えられたことに感謝致します。

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