2012年01月10日 ( 火 )
2012年辰年にふさわしい『音楽の「扉」』が開けられました。
『やはり、子民家の新年は心新たになりますね。格が違います。様々な生きざまを見てきた古木たちが、今を生きる私たちを優しく見守り、年を重ねることの素晴らしさを示してくれているような気がしてなりません。
1曲目の『古語り』のイメージが、子民家の風格とドッキングして子どもたちに、しっかり伝わっているのを感じました。堂々とした梁や大黒柱の空間の中を駆け巡る音が、幼い子どもたちの心に響いたなら嬉しいです。
子民家で演奏でき、気持ちが引き締まりました。
『パフ』の歌のドラゴンの背中に乗り、ドラゴンに見守られ遊んだ純な子どもたちは、やがて荒波を越えて知らない世界へ憧れ旅だつ・・・
この情景は「心優しいドラゴン」は、あいの保育園としんこう保育園、「仲良しジャッキー」は園児たちと重なってしまいます。そんな想いでこの曲を選曲したのですよ。
しっとり情感をこめて歌ったたら、興味深く聴いていましたネ。嬉しかったです。
子どもたちが、音楽を歌うこと、聴くことに慣れ親しんでいるだけでなく、そこに自分の感情を挿入して表現していることに驚きます。
昨年暮れのオペレッタの時も感じた事です。オペレッタを通してイメージする容量が格段に増えた気が致します。
着物をきている私をみながら、ひそひそ、子ども同士で、「なるせせんせいだよね」「そうだよね!」と確認し合っている姿が可愛らしかったです。
子どもがそこにいるということ、子どもがそこにいて笑っているということ。
シンプルだけれども、そのことの幸せ、有難さは、いくつもの奇跡の証しに他ならないと思える私です。
幸せなひとときを過ごすことが出来ました。有り難うございました。
どうぞ、本年も宜しくお願い申し上げます。 鳴瀬玲子