2013年07月01日 ( 月 )
7月1日
今日は【童謡の日】です。
保育園では「童謡の日 集会」を行いました。
保育園の生活の中では当たり前のように歌っている童謡
「富国強兵」を掲げていた時代、子どもは「お国の為」の存在であり、「安価な労働力」とされて働かされ、子どもらしく生きることは難しいことでした。
こうした「子ども観」に一大革命をもたらしたのが、大正7年に創刊された児童雑誌「赤い鳥」。その創刊にちなんで 1984年に制定されました。
児童文学者:鈴木三重吉は
「子どもの純性を保全開発する一大運動となさん!」と宣言し、子どもの言葉で 子どもの世界をわかりやすい童話・童謡の創造を目指しました。
こどもたちに その由来を伝え
「 カナリヤ 」 を歌う珠美先生の
きれいな歌声がホールに響きます
思わず 聴きほれ 拍手・・・
「赤い鳥」「めだか」「空にてんてんお星様」…
今日も 子どもたちの元気な歌声が響いています
この幸せを 守り 繋いでいかなければ。
【 童謡の日宣言 】
私たちは、日本童謡協会の名のもとに、
真に子ども達のものとなる童謡の創造と、
その普及のために、心を一つにしてきました。
“童謡″は、かつて大正7年7月1日、
「芸術として真価ある純麗な童話と童謡を創造する最初の運動」として
発刊された雑誌『赤い鳥』が喚起して以来続く、
世界に殆どその例を見ない優れた子どもたちの文化所産であります。
激しい社会環境のもとに、ともすれば、
真に子ども達のものとは何かが見失われがちな今日、
童謡にかける期待は時代の要求となり、新しい飛躍と隆盛が望まれています。
私たちは、この時、“今を生きる子ども達に、今生きる歌を″
の主張を全ての人々と分けあい、社会的な運動までに高揚し、
さらに大きなうねりとなって広がることを願って、
この記念すべき7月1日を、『童謡の日』制定することをここに宣言します。
昭和59年6月26日
日本童謡協会 会長 中田喜直