2014年06月28日 ( 土 )
「なんか、海みえてるんじゃない?」と一人の子がつぶやき指さす先に、みんなが目を向けると…その先には、どこまでも広がる海がうっすらと見えていたのです。
みんなは耳を澄ませ、においをかいで「ほんとだ~」、「海かもしれないね」、「海のにおいがする」などと口々にささやきました。
海まではあと少しです。高ぶる気持ちが足取りを一層軽やかにしてくれたのでしょう。
目の前に広がる青い海、水平線。
子どもたちは思わず駆け寄り、でも、いったん足を止め、海を真っすぐに見つめ、「うわ~!」と歓声をあげました。そして、裸足になって迷わず波打ち際へ走っていきました。
「海だ~!」一人の子が真っ先に海に入りました。波が来ようとへっちゃらです。それを見ていた子どもたちも次から次へと海に足を入れていきます。
はじめは、膝まで足を入れていたのですが、次第にお尻もお腹も、胸までも、びしょびしょ。
波や海水が手や足、顔にかかるだけで子どもたちの心は躍ります。子どもたちの無邪気な表情に、幸せが満ち溢れていました。