「持って帰るの楽しみ~」


2015年06月19日 ( 金 )


今日は、お父さんに、そして家族の方にパンを作りましたよ。

子どもたちは、「ふわふわしてる!」「むにゅむにゅしてる」「おっぱいみたい!」と
指先、手のひらでパン生地の感触を感じてました。
また、「お父さんの顔はどんなだった?」、「メガネしてるんだ」とお父さんを思い浮かべて、たくさんのアーモンドをトッピングをしたり、何度もパンをこねたり、のばしたりしていました。

トッピングを終えたパンは、給食室へ次々と運ばれていきます。

子どもたちが外遊びを終えて帰ってきた頃、給食室からは、パンの焼ける香ばしい匂いが漂ってきました。
食欲をそそる匂い。
甘くて優しいパンの香り。

実は、給食員さんが熱気むんむんの30度近い室内で、汗をかきながら、オーブンでパンを焼いてくれているのです。
焼きあがったパンに子どもたちは、「私のパンできた!?」「食べたくなっちゃった!」と待ち遠しくてたまらないようです。
子どもたちは後ろ髪をひかれながら、パンを横目にお昼寝に入っていきましたよ。

さて、子どもたちが夢の世界にいる頃・・・
保育士たちは、
「子どもたち、どうやってお父さんに渡すのかな~」
「もらったお父さん、お母さんはきっとうれしいだろうね」と子どもたちの帰った後の光景を思い浮かべながら、パンのラッピングに励んでいました。

日頃、もらう経験は多くても、誰かのために手や心をかけて作ることはあまり無い経験かもしれません。
ぜひ、お子さんが作ったパンをおうちの方が味わってみてください。
子どもたちに、ぜひ大好きな人のために作り、喜んでもらえると自分も嬉しいという実経験を・・・

~父の日由来~
母の日があるように父の日にも由来があり、これもまたアメリカが発祥の地です。
ワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人の嘆願がことの発祥です。
ドット夫人が幼い頃、アメリカでは南北戦争が起こりました。婦人の父は北軍の軍平として戦地に赴いてしまい、その間母親が女手一つで6人の子育てをし家を守ってきました。終戦後、父は無事に戻って着ましたが、間もなく戦中の疲れから母は他界してしまいます。そして、その後、父は再婚もせず男手一つで子どもたちを育てあげたのです。
子どもたちの成人を見届けた後に、父もこの世を去っていきました。
そんな父への感謝の気持ちからなのでしょう。ドット婦人は母の日があるのなら、父の日もあって然るべきと教会に嘆願。その後、父の誕生日である6月の礼拝の日だった第3週目の日曜日を父の日と定めたのでした。

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