2015年08月29日 ( 土 )
テーマは「愛着」。非常に深く大きなテーマです。
ここ数年、ニュースでは「愛着障害」という言葉が社会を大きく揺るがしています。
凶悪ともいえる、様々な信じられない事件の背景に、いえ、真髄にこの「愛着障害」が関わっているのです。
愛着とは、自然に形成されるものではありません。人と人とが関わりあい、触れあい、心をかけられることで育まれていくものです。その中で、幸せホルモンと言われるオキシトシンがたくさん分泌され、オキシトシンの受容体が出来るのです。
大切なのは大人が「大事にしている」、「愛している」ということではなく、子ども自身が「私が大事にされている」、「愛されている」と感じることです。子どもは時に依存し、時に反抗する中で、愛着を確かめていくのです。
今回、バケツをいっぱいにするのに、石や砂利、砂、水をどんな風に入れていくのか…という例えのお話しが印象的だったと思います。大きなものは後から入れられません。まずは大きく大切なものから入れなければいけないのです。
「幸せの基準が出来るのは10歳まで」です。
大きく大切な物。まずは、生きる土台となる「愛着」から。
最後の30分はオキシトシン(と涙)が溢れる動画をご覧いただきました。また、プレゼントのカードの言葉も心にぐっときたようですね。終了後、我が子がさらに愛おしい。
今回は、園舎を離れ初めて「沖館市民センター」で行い、不手際もあったかと思いますが、足を運んでくださり、ありがとうございました。