2015年11月06日 ( 金 )
「よく晴れて 遠足日和」
いろをかえ 実をつけた 秋のお山が
そろそろおいでと よんでいます。
てくてく ちょっと 遠くまで
野山を あるいてみませんか?
絵本『旅館すずめや』より抜粋
三度目の正直といいましょうか。
一度目は、台風。
二度目は、雨に。
そして、いよいよ三度目、やっと 秋晴れの中、りんごもぎ&もみじがりに出かけることが出来ました。
約一カ月遅れましたが、これぞ津軽の秋、岩木山をバックにたわわに実ったりんごにかじりつき、秋を味わってきました!
暖かい陽ざしの中、りんご園のおじさん、おばさんは、子どもたちを快く迎えてくださり、おいしいりんごは、どれか一緒に探してくださいました。今回収穫したのは、「サンフジ」。甘い蜜がぎっしりつまったりんごです♪収穫したりんごをその場で、ガブリ!!
「甘くて、おいしい!」
「甘いよりもすっぱいかも!」
「見てみて。蜜が出てくる!」
おみやげに新種の「ぐんま名月」というりんごも頂き、新種「森の輝き」など様々なりんごの種類があることを目でも口でも感じてきたのでした。
そのあと、弘前公園へ。
紅葉のトンネルをくぐり、秋色の中でのお母さんのお弁当は最高です。
真っ赤なもみぢ、桜の葉っぱの色がグラデーションに変化している様子。
弘前公園に足を踏む入れた瞬間、「うわーすごい」と歓声。
まるで絵本『もりのかくれんぼ』のようです。
♪秋の夕日に 照る山もみじ
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる 楓や蔦は
山のふもとの 裾もよう
溪の流れに 散り浮くもみじ
波にゆられて はなれて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦 ♪
文部省唱歌『もみじ』 情景がそのものです。
四季折々、情緒あふれる和の国、日本。
秋が深まった郷土の自然は、鮮やかな美しさに満ちた情景です。
美しく色づいた葉が風を受けて舞いおります。その葉を追いかけては、ひらひらと手のひらからこぼれていきます。美しさに心を奪われ、思わず見入る子どもたち。舞い落ちた葉をそっと手のひらにのせる子もいます。歓声の声をあげて、手を広げて走りだす子もいます。自然は、立ち止まり、しゃがみ込み、見つけずにはいられない驚きを与えてくれます。神様からのプレゼントのように葉が舞い降り注ぐ木々の下は、心に深く入り込む豊かな体験をもたらしてくれました。
「裏を見せ おもてを見せて散るもみぢ」
「形見とて 何かのこさむ 春は花 夏ほととぎす 秋はもみぢ葉」
良寛句