2016年08月09日 ( 火 )
青森でも真夏日が続くこの頃。
お兄さん、お姉さんが「このぐらいの暑さは平気ですよ!」と声を弾ませて保育園に来てくださいました。
お姉さんはチェロを抱えて、お兄さんはバイオリンを背負ってやってきました。あれ!?子どもたちの大好きな理子お姉さんの姿もあります。プラジュシュティ音楽隊のメンバーです!
皆さんは、留学先のチェコのプラハ音楽院で出会い、昨日青森公立大学で「真夏の夜のコンサート」を開催した仲間です。(プラジュシティ音楽隊とは、「プラハの音楽家」という意味です!)
【プログラム】
1. F.シューベルト:ピアノトリオ D.28
2. メンバー・楽器紹介
名曲のワンフレーズを弾きながら楽器を紹介します
3. 動物メドレー
ピアノトリオ+エレクトーン
どんな順番で動物が出てくるかよく聴いてね
4. 楽器に触れてみよう
5. ヴァイオリンとチェロって同じ形だけどどんな違いがあるのかな?
6. うまれてはじめて ピアノトリオ
7. Let’ it Go ピアノトリオ
8. おどりうた 連弾
9. あいのっこたちのねぶたばやし
10. A.ピアソラ
ブエノスアイレスの四季より「春」
音楽隊が入場し、楽器を奏で始めると子どもたちは目で耳で聴いています。
みんなの知っている曲。
ちょぴり聴いたことのある曲。
初めて聴く曲。
思わず口ずさんだ曲。
自然と拍手をした曲。
中でもサン=サーンスの「動物の謝肉祭」の中の「白鳥」という曲は、私たち大人も一度は聞いたことのある曲です。私たちでも馴染みのあるクラシックや子どもたちが普段歌っている「♪ぞうさん」や「♪ことりのうた」なども演奏してくださいました。
今日の「音楽の扉」では、ピアノの他にバイオリンとチェロなど子どもたちが普段聴きなれない楽器がありました。バイオリンやチェロはどんな音がするのかな?とじっくりと楽器の音を聴いたり、バイオリンとチェロの音の高さは違うのかな?と音の違いも知ることができたんですよ!
楽器の力、そして演奏者の想いが、子どもたちの心へと響きわり、心地よい時間を過ごすことが出来ました。もっともっと聴いていたい気持ちになりました。(なんとこりす組の1歳児さんも曲の終わりに自然と拍手をしていたそうです!)
音楽を奏でる皆さんは、どんな子ども時代を過ごし、どうやって楽器と出会い、今に至っているのでしょう。そんな興味と、目の前にいる子どもたちのこれからの可能性が感じられたひとときでした。「音楽の扉」が終わってからバイオリンのお兄さんが、「子どもの頃は、自主的に練習しなかったですよ」と語っていたのが印象に残っています。どんな体験を経て、「自主的」にバイオリンを手にするようになったのでしょう。どんな経験がバイオリンの音として響いているのでしょう。
今日のお兄さん、お姉さんの姿は子どもたちにとってとても輝かしくうつったことと思います。「私もあんな風に演奏できるようになりたいな」、「あんなステキなドレスが来てみたい!」そんな気持ちになった子もいたかもしれませんね。
なんと、3歳からバイオリンを習っている卒園児さんが「一緒に演奏がしたい」と飛び入り参加をさせていただき、バイオリンのお兄さんと一緒に演奏をしました。きっと彼女にとってとても貴重な体験となったことと思います。
音楽隊の皆さんの中には、近日中にプラハへ行かれる方もいらっしゃるそうです。
理子お姉さん、真裕お兄さん、雄矢お兄さん、千穂お姉さん、お忙しい中あいの保育園に来てくださってありがとうございました。
豆知識…チェロとバイオリンを指で演奏することをピッツィカート(ピチカート)というそうですよ。