2017年01月07日 ( 土 )
新春音楽の扉
子民家に入ると大人である私たちも心が引き締まります。子どもたちの中にも背筋をピンと伸ばして身を乗り出して正座する子もいました。
これからどんなことが始まるのだろうと心を躍らせています。
いざ音楽の扉がスタートです。エレクトーンとピアノで奏でる音が子民家の梁を震わせ屋根まで届きます。
その隣で保育士が和太鼓を叩きます。体の中が熱くなるような、そんな音の響きです。
子どもたちは演奏する鳴瀬先生や理子先生そして、太鼓をたたく保育士の様子をじーっと見入っていました。
静かに耳を澄ませて。
すべての歌や曲の演奏は21曲にも及びました。
「あれさ、ふれあいデーでやったね!」「かっこいい」とつぶやいていた子もいました。
また、今年は酉年ということで鳴瀬先生には鳥が登場する歌をたくさん準備していただき、子どもたちと一緒に歌いました。園で子どもたちと歌っている歌、お昼寝の時間、保育士が歌っている歌、初めて聴く歌。
恥ずかしながら保育士の知らなかった歌もたくさんありました。
子どもの頃に触れた童謡や曲は、年齢を重ねても耳にすると瞬時にその頃の情景と共に蘇ることがあるそうです。
そうだとすれば、今日のようなひと時や日々の生活に歌が身近にあることは、子どもたちの心の原風景の一部になっていく可能性もあるのでしょう。最新のテンポの速い歌も魅力的ですが、今回のような古き良き歌や懐かしい童謡もすてきです。
これからの保育の日常でも意識的に子どもたちと親しんでいきたいと思いました。
鳴瀬先生が初めにおっしゃった、「みんなありがとう!」の言葉。
こうして一年を迎えることができるのも健康な心と体があるからです。一緒に生きる友だちや仲間や家族がいるからこそなのですね。
今にここに生かされていることに感謝し今年一年を過ごしてまいります。
今年も穏やかな年になりますように!そんな心持ちにさせられた新春音楽の扉でした。
音楽の扉終了後すぐに新幹線で戻られた理子お姉さん、またお会いすることを楽しみにしています。
鳴瀬先生『翼をください』の歌声が心に浸みました!
ありがとうございました。