今朝、子どもたちが保育園の玄関の扉を開けて目に映ったのは、
黒くて大きな手と足跡です。
「えっ…なにこれ?」
と、次々と子どもたちが登園し黒い足跡や手形を見つめていると、
それよりも早く園に来ていた子どもたちが、
「ねぇ!お部屋の中にも黒いのあるよ!」
「トイレにも入ってる!早く来て見て!!」
と早口で伝えようとしていました。
玄関から入ると、たしかに足跡はホール、お部屋、トイレ、給食室と続いていました。
「みんなの大事なものを壊していっちゃった」
「給食室でみんなのおやつも食べていったみたい」
「節分終わったら、お城をテープで直さないと!」
「トイレットペーパー出しっぱなしだよ!」
「前(去年)の節分の時にも黒い手とか足とかあったけど、高いところにはなかったよ」
「あの高いところに鉄棒みたいに掴まって、ぐるぐるまわって遊んでたんじゃない?」
「鬼のパンツがこぐまさんの布団の中にあったよ!布団のところで寝たんじゃない?」
など推測もしたのです。
集会中は子どもたちの作った豆入れの紹介をしてもらうと・・・
「水で破けるでっかい紙で作った!」(画用紙のことです)
「色がついてる紙にした」
「ぬのかみ(を使った)」(お花紙のことです)
「優しい顔の鬼にした」
「泣き虫鬼の顔」
と振り返りながらお話してくれました。
集会の最後は、自分たちで作った豆入れを手に持ち、豆まきです。
黒い手形の跡を目がけて投げる子、
玄関や窓ガラスなど、鬼が入ってきそうなところに向かって投げる子と
ホール中に「おには~そと!ふくは~うち!」の大きなかけ声が響き渡っていました。
災いや病気を追い払い、健康で幸せな日々を過ごせるように、願いを込めて。