今日は9月のお誕生日集会とお月見集会です。
集会の初めに、「お月様にも年齢があるんだよ」というお話をしました。
子どもたちからは「えーっ!」と驚いたり「へぇ～。」と感心したりいろんな反応をみせていましたよ。
新月の瞬間を0として、その日から1つ、2つと増えていきます。満月の時には約15となり、また新月になる日に29となります。そして、けっして29から先に増えたりはしません。その事も子どもたちを驚かせていました。今日のお月さまの齢も子どもたちにお話ししましたので、聞いてみてくださいね。
さて、お月見は古くから日本人が好んできた習慣でありますが、なぜお月見を行うのでしょう?
日本人は昔から勤勉でした。、今のように電気の灯りがない時代、夜になると月明かりで仕事をしたり勉強に励んだりしたと言います。夜の暗闇のなか、月明かりがどんなにありがたかったことでしょう。そのため、1年で一番美しい月が見られるという秋の中秋の名月に感謝をささげるようになったのです。
また、日本人にとって、主食である米の出来、不出来はとても重要なことでありました。稲穂に似ているススキをささげてお米を含めた農作物の豊作を祈願し、無事に収穫ができたら、とれた農作物をささげる儀式を行っていました。その行事がお月見へと変化したという説もあります。昔から人間は自然と共に暮らし自然の恵みに感謝し祈りながら生活を豊かに過ごしてきたのですね。
集会の中で、子どもたちにお月様のことを聞いてみました。「ウサギさんが2人でおもちを作っているんだよ」と教えてくれたり、「お月様にうさぎがいるの見たことあるよ!」とその時の感動を思い出したように伝えてくれた子もいました。
満月には各月の名前があります。今日の満月はハーベストムーンと言われています。ハーベストとは、日本語で「収穫」という意味があります。実りの多いこの時期の月の名前にはピッタリですね。
今日は天気も晴れ。きっときれいなお月様が見られると思います。親子で月の光を見つめながら、毎日の食卓に感謝をし、ゆったりといろんなお話をしてみてはいかがでしょうか?