「タクシーに乗っていくんだよね」
「あと二回寝ると行ける?」
「ママにウィンナーと卵焼きを入れてもらう」・・・と、
3歳児さんたちがとっても楽しみにしていたタクシーでのお出かけの日。
「いいもの見つける~!宝物探す~」と意欲満々の気持ちを「いくぞ!エイエイ・オー」の掛け声に込めて野木和公園に出発しました。
目の前に広がる大きな大きな湖に、子どもたちの瞳が輝きます。
保育士が道を誤ると
「ダメ~。そっちは(湖に)落ちるから、こっち~」と、自分たちが今から渡ろうとする
大きな長い橋のほうに保育士を誘いかけます。
他者を思いやる気持ちが、この言葉と真剣な表情から伝わってきました。
もう、大人から守られるだけではない!
そんな強さを感じられた瞬間でした。
冒険の旗を目印に、こじかさんたちは奥へ奥へと進みます。
大きな地図の看板を発見!
地図を見ながら「ここで、ご飯を食べるんだよ、こう行って、ここを通って・・・もう少しだね」とみんなで確認!
目的地を目指しまだまだ冒険は続きます。
河童が出てきそうな橋を渡っていると、ポチャン!と水の音が聞こえてきました。
「河童がいるのかな・・・」今度は河童に心を馳せていました。
「しー!河童がいるから静かにしないと・・・」なんて言う声も。
見えない河童が見えていたのでしょうね。
進む道は、どっち!?
「チチチチ♪」
ことりの声に耳を澄ませます。
「こっちだよ」と、ことりさんが教えてくれた最後の橋をよ~いドンで渡り、目的地へ到着。
待ちにまったお弁当の時間です。
野木和公園での冒険は、花、葉っぱ、木々、湖、、風、小鳥のさえずり、虫や蝶々、目には見えない河、等、たくさんの自然の中での発見や目には見えない出会いを
経験してきました。このたくさんの経験が、子どもたちの心の中で、宝物となり次への興味や関心、更なるチャレンジに向かう力となっていくことを願っています。
また、冒険に行こうね~!