ある子がボールでいないいないばあを何度も繰り返し遊んでいました。
その様子を見た子が自分もボールを使いたいとやってきました。
「お友だちが楽しそうに遊んでいる」
魅力的!わたしもやりたい!わたしも欲しい!そんな気持ちから
おもちゃの取り合いになることがあります。
このときも取り合いが起きました。
今回は、保育士の「同じのあるか探してみる?」の声に納得しましたが、同じおもちゃでもあれじゃなきゃダメ!なんてこともあります。
あの子が楽しそうに遊んでいるものだから、魅力が増すのです。
同じボールを見つけた子は、うれしそうにボールを手に取ります。
そして先ほどまで取り合いをしていた相手の元に行き、「いたい?」と尋ねました。
どうやら、泣いている=痛いのだろうと考えたようです。
涙の理由があるはずだ、と
相手の心情をキャッチし、考えようとしていたことが伺えます。
このやりとりを見ていると、子どもたちの小さな胸の内には、大人には計り知れない大きな想いが募っていることを実感させられます。
子どもたち同士のやりとりに感動すると共に友だちと一緒に過ごすことの大切さはここにあると感じました。