「わー!博士だ!」
そうそう、この生き生きとした声が博士は大好きなのじゃ。
おやおや?この前来た時と、アスパムがなんだか変わっているぞ。
「クリスマスだから、つくったんだよ」
「絵も描いたんだよ」
「あのね、今日は光るよ!」
さあ、いよいよ実験の開始だ。
今日は、特別なスライムじゃ。
もちもち、ふわふわじゃぞ。
みんなの気持ちをこの魔法の液に込めるのじゃ。そーっとそっと。慎重に。
いよいよ、もちもちふわふわの素を入れるぞ。
それは・・・いつもみんなが使っている・・・ばい菌をやっつける・・・
「石鹸だ!」
ようし!準備は整った!
あとは、みんなのパワー!
今日のスライムはどうかな?
「お餅みたい!鏡餅だ!」
「なんか雪みたい!」
「蛇になったよ。蛇年だからかな」
「きゃー!風船だ!」
蛇の形を思い出しながら作ったり、伸ばしていて気がついたら風船のようになったり。
スライムって、不思議じゃろう。
みんなと一緒に、「どうして?」「面白い!」「不思議!」とワクワクすることが博士は大好きじゃ。
何に感動したの?どこに感動するの?
博士は、子どもたち一人ひとりから湧き出るそれぞれの表現を、大切にしたいのじゃ。
もうそろそろ博士は帰る時間じゃ。
「博士また来てね!