旬・黄金伝説~幻の魚を求めて~

今回のお目当ては「まぼろしの魚」
「4歳児さん、魚を連れてくるから待っててね」
と、5歳児さんの冒険は始まりました。

じゃんけん橋を通っていると…下に線路が!

「見て!数字がある!何の数字かな?」
さらに歩みを進めると、郵便車の駐車場を発見!
「赤い車は8台!白い車は7台!全部で15台!」
たくさんの数字に囲まれていることを感じていた子どもたちです。
そうしていると…「大変!9時33分のバスだけど、もう15分になっちゃった!急げ!」

「あと10分」「あと8分」「あと1分」と首を長くしてバスを待っていると、私たちを乗せてくれる緑色のバスが到着しました。
「こんにちは」「アウガまで行くんだよ」「ずっとこのバスを待っていたんだよ」
と、お隣に座るお客さんとのお話がはずみます。
バスの中は、楽しいけれど、優しい声で…。

さあ、いよいよアウガ前に到着!
市場へ向かいます。

海の香りに包まれた子どもたちは、目の前にいる魚に興味津々。
「どうしてほたても口を閉じるの?」
「凍ってる魚、羊みたい!」
「これ保育園で見たことある!」
「魚に模様ついてる!」
「うわ~光ってるよ!」
沢山の気付きと不思議に出会い、心が弾みます。



歩みを進めると…
「あ!これ探してたまぼろしの魚と一緒の紙があるよ!」
「このお魚の名前は何ですか?」
「これはね、マスって言うんだよ!」
ようやく、まぼろしの魚に出会うことができました。

捌く様子も見させてもらいました。
「すごい!けど、なんかかわいそう…」
「かわいそうだけど、美味しくなるためなんだよね」
普段何気なく食べていたお魚の生きているかのような姿を見て、命をいただくことについても考えていたのです。

帰りにはエネルギーチャージのりんごとりんごジュース。
「4歳児さん、ただいま!」


お目当ての魚を目指す中で、たくさんの仕事、人に出会い、「みんなやさしくて心があたたかくなるね」と話していた子もいました。
地域の方々から「バスで行くのすごいね」「気を付けてね」などの言葉をかけてもらい、子どもたちは自分たちが見守られている安心感や喜びを感じ、地域に対する親しみを感じていくのですよね。

翌日、火おこしをしてさっそく食べてみました!
ぜひ子どもたちに感想を聞いてみてくださいね。

旬・黄金伝説~幻の魚を求めて~ ー完ー

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