2016年09月24日 ( 土 )
こじか・こぐま組で角笛シルエット劇場へ行ってきました。
「今日は何のお話やるのかな~」
「知ってる!すてきな三にんぐみでしょ!」
「あとは~?」
「この動物のお話するんだって!」
私がキツネを手で作ってみせると、
「あっ!わかった、ごんぎつねだ」
久しぶりに乗るタクシーの中では、どんなお話を
どうやってやるのかみんなでイメージしていたのでした。
会場に着き、いよいよ開演。
ピンクや緑、黄色などの鮮やかな照明とともに
手のひらの影が映し出されると、
「きれい〜!」、「すごーい」と歓声が上がったり、一緒に手を動かしてみる子もいたのですよ。
今回はチロヌップのきつね、すてきな三にんぐみと
二つのお話を見ました。
客席が真っ暗になり物語が始まると、
「怖い…」
「暗いねー」
という声も聞こえてきます。
しばらくすると、鮮やかな舞台にじっと見入る子も
増えてきました。
上演された物語の1つのチロヌップのきつねは、
きつねがたくさん住むチロヌップ島の子狐と人間の物語です。
春、島に訪れる老夫婦と交流のあった子狐が戦争に
巻き込まれ、人間に罠をかけられてしまうのです。
この物語を見た3歳児さんの男の子が、
「きつねさんいなくなっちゃった。死んじゃったのかなあ」と言いました。
すると、それを聞いた3歳児さんの女の子は、
「いなくなってないよ!死んでないよ、
土の下にいるんだよ!」と話していました。
私自身も、「子狐はどうなってしまったのだろう」、
「子どもたちにどう応えよう」と考えていたのですが、
子どもたちは子どもたちなりに見て感じたことがあり、
友だち同士で伝え合っている子もいました。
これからの日常でも、子どもたちが伝えてくれる言葉や思いにも
耳を傾け、応えていきたいです。