タレスとの思い出を胸に

2014年08月11日 ( 月 )


タレスが亡くなり一週間が経ちました。

タレスが過ごしたお家も初七日の本日を迎え、静かな子民家でお休みすることになりました。子どもたちにタレスとの思い出を聞いてみると目を瞑って考え始めた子がいます。しばらくするとにこっと笑って「あのさぁ、タレスにニンジンあげたんだ!」と話しました。すると周りからも「タレスさぁ、クローバーも好きだったよね!」「そうそう!」と一気に思い出話に花が咲きました。そして、その思い出を絵に表してみることにしました。タレスが好きだった場所。好きだったごはん。「タレスは、アリスが好きだったよね。」とアリスとタレスを一緒に描く子もいました。「タレスとアリス天国で一緒に遊べてるといいなぁ。」そうつぶやく子がたくさんいたのでした。

実はタレスが亡くなった日、卒園児の子がタレスの訃報を聞いて花と手紙を持ってきてくれました。そこには、タレスとアリスと亀のチャーリー(申孝保育園の亀)が天国で暮らせますように、という内容が書かれていました。申孝福祉会で関わった全ての生き物を大切に思ってくれていたことが伝わってきました。

タレスが亡くなってしまい、子どもたちは「思親の里をお家にしてあげれば良かったかな。」「もっとタレスのお母さん、お父さんみたいにお世話してあげれば良かった。」と感じていた子もいたのでした。命の尊さ、儚さを感じていたのでしょうか。何か出来たことがあったのではないか。タレスのお家を綺麗にするだけではなく、心と心を通い合わすような何かが…そんな後悔が子どもだけでなく、保育士にもあります。アリスが亡くなって一年。一人ぼっちでさみしかったかもしれません。

タレス、アリスに会えたかな。今はゆっくりおやすみなさい。時にはあいの保育園を覗きにきてね。

姉妹園

赤ちゃんのための申孝保育園

“生かせ いのち”

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