2016年10月15日 ( 土 )
春にもお出かけをした【森の広場】に再びタクシーに乗ってお出かけをしました。
春に【森の広場】にお出かけをし、それから子どもたちと何度か春の【森の広場】の話をしていました。秋の景色を見たいと子どもたちから声があがり、秋の【森の広場】にお出かけすることに決まりました。
そして、2、3日前に持ち物のお話をしました。さっそく次の日から数人の子が「今日ね、あったかいお茶にしたよ」、「シャカシャカ(ナイロン製)のジャンパーってこういうの?音するよ」と水筒の中身やジャンパーを見せてくれたのです。散策バックなどを作り、出発の準備を終えました。
そして、お出かけ当日、タクシーの中でもおしゃべりは止まりません。見覚えのあるお店を見つけては、「行ったことあるよ」、「○○屋さんだ!」と言います。だんだん木々が生い茂っていくと「森の中に入ってきた」、「森の広場だ」と声があがりました。
散策がスタートすると、春の園外保育の記憶が思い出されたのか、ゆっくりゆっくり周りの自然を見渡し、いろいろな植物や木などに触れ、五感をいっぱい働かせて歩いていきます。
子どもたちは、葉っぱを拾ったり、きのこを見つけたり、トトロのトンネルを見つけたりと歩いては足を止め、友だちや私たち保育士に教えてくれます。秋の自然は、あっちにもこっちにも興味の種がたくさん落ちていました。なんと今日は、かなへび、カエル、トンボ、カマキリたちも子どもたちを嬉しそうに出迎えてくれました。こんなにたくさんの生き物に出会えるなんて!と私たちもとても感動しました。
中には、秋の色=紅葉した「赤」や「黄色」の葉っぱというイメージが強いのか、落ち葉は触ろうとしない数人の子どもたちもいましたが、枯れていくさま、虫が食べたあと、色の変わり具合、一つとて、同じものはありません。雨、風などの自然の恩恵を受けて季節が移り変わっていく木々の葉っぱです。自然のプレゼントを心と身体いっぱいに受け取り、それらを経験することで、子どもたちの感性、私たち大人の感性をもっと磨いていきたいと思っています。
~子どものつぶやき~
●たくさん穴があいている葉っぱを見て、「これさ、(虫がたくさん食べるくらい)おいしい葉っぱなんだね」
●真っ黒なきのこを見て「太陽でこげちゃったのかな?」
●木の枝をたくさんひろって「これで、千本桜できるね」
●かなへびを逃がしたあと「逃がしてあげるのが、自然なんだよ」
●春よりも水が少なくなっている池を見て「水が少ないね」、「水が固まったみたい」などなど
これからも、りんごもぎや紅葉狩りや新しく整備された思親の里などの青森ならではの自然をたくさん満喫していきたいと思います。