今日は、みんなが楽しみにしていたりんごもぎ。
みんなで一緒にカレンダーをめくって数え、
「あと〇回寝たら、バスに乗ってりんごもぎに行くんだよね!」
と、日にちが近づくにつれ、わくわくドキドキが高まっていきました。
道中、バスの窓から見える景色は、緑の葉が生い茂る木々たち、田んぼの金色に輝く稲穂、そして、広々と広がるりんご畑。いろいろな秋の自然を見つけながら、りんご園へ向かいました。
りんご園の急な傾斜の坂道をどんどん上ると、辺り一面には、ジョナゴールド、世界一、紅玉など様々な種類のりんごたちが子どもたちを出迎えてくれました。雨の中のりんご畑は緑が濃く、赤いリンゴが普段よりも映えて美しいのがとても印象的でした。
りんごから雨粒が滴っているのを見て、
「なんかりんごがツヤツヤしてる」
「触ると、冷たいね」
と、呟いている子もいました。
また、
「すっぱい匂いがするよ」
「ママと一緒に食べるんだ」と大事に赤ちゃんを抱くようにバスまで持ち帰る子もいました。
りんご畑のおじさんは手塩にかけて育てたりんごの中でも、今旬である種類のりんごを食べてほしいと
案内してくれました。
子どもたちが「ほら、とったよ!」とおじさんに見せに行くと
「あれ～いいの とったの～」と
子どもたちが嬉しそうにもいだ姿をあたたかく受け止めてくださっていました。
りんご畑のおじさんに別れをつげ、次に向かうは弘前りんご公園。
りんごの家で、朝から楽しみしていたお弁当をとてもうれしそうに頬張っていました。
お弁当を食べた後は、雨上がりのりんご公園内の散策です。
園内にある旧小山内家住宅(古民家)で昔語りも聞いてきました。
「あやのお話聞いてきた!」
「花さき山の話だよ」
と、先日角笛シルエット劇場で鑑賞してきたお話と繋がったようです。
実は、あいの保育園と縁がある方が昔語りをして下さり、
是非、子どもたちに花さき山を、と聞かせて下さったのでした。
りんご畑のおじいさん、昔語りの方など様々な方と出会い触れ合い、子どもたちは様々な感性を育み豊かに育っていくのですね。
子どもたちが、数あるりんごの中から、1つひとつ選んできたりんごは「とき」と「弘前ふじ」です。
ご家庭で、子どもたちと一緒に、りんごの味、匂い、音…そしてお土産話をどうぞお楽しみ下さい。