指折り数えて待っていた「おおかみの公園」(狼野長根公園)へ行って来ました。
4月から、自分のカバンを背負って子民家と園舎を行き来する中で、体の成長はもちろんですが、坂道も急な階段にも自分から挑む子どもたちの強い意志が伝わってきました。
今年の2歳児のテーマは「歩」(あるく)です。私たちは、自分の足で歩くことで、様々な物、人に出会い新しい発見をし、その発見から芽生える感情やことばがより豊かな感性を育んでいきたいと思っています。
園庭や思親の里も季節の移ろいと共に、木々や草花も変化してきました。その変化にいち早く気づき「今日は、あめんぼいっぱいいるね」「葉っぱ赤くなった」「かぜつめたいね」など目にした情景や肌で感じたことを言葉にし、伝えてくれます。思親の里で小さなドングリを発見したとき「お山に行ったらもっと大きなどんぐりあるかも…」「お山にいってみたいね」という子どもたちの発想が今回の園外保育へとつながりました。
お母さんが愛情込めて作ってくれたお弁当が入っているリュックを背負ってバスから降りると、目の前に広がる一面の草木に思わず「わあ~」と走り出していました。
「あっ!かなへび」「かえるもいる」「おおきいどんぐりあった!」と発見したものを手に取り、「お母さんにみせる」と、手作りのバックにしまいっていました。小さなバックにいっぱいの子、たくさんのドングリの中ら一つだけを厳選する子、じーとその場で、キノコを観察する子、いろいろな姿が見られました。
ひとりひとり、表現は違いますが、小さな秋を感じたのだと思います。
散策をするうちに、少し離れて歩く子に気づき、「ちょっとまってあげない」「よんでこよう」など,仲間を気遣う言葉も聞かれ、11人の2歳児が「共に育ちあう仲間」としてつながっていることも感じました。
朝早くからのお弁当作りありがとうございました。お子さんが大好きなものを、食べやすいように工夫し詰めてくれていて、隠し味「愛」が感じられました。