にじチーム☆おまちかねのお出かけ

にじチームさんが、”そらチームさんだけでお弁当を持って遠くへお出かけする”のを窓から見送ったのは5日前のこと。
さて、今日はいよいよにじチームさんもお出かけです。
今日はそらチームさんが、にじチームさんに手を振ってくれています。


「いくぞ~!」と意気込み十分ながら、「あれ?ところでどこに行くんだっけ?」なんて声も…
「川のはじっこ、見に行くんだよね??」
お散歩で途中まで辿った川は、いったいどこまで続いているんでしょうか?


道の途中、道端やお庭にはたくさんの草花が咲き誇っています。
香りを嗅いだり、触ってみたり、名前や花言葉なんて調べてみたり
みんなが興味津々で覗き込んでいると、近所の方が、
「これは、朝鮮アザミっていって、大きな花が咲くんだよ…」と教えてくれました。


川の鯉は今日も「鯉会議」なのか、たくさん集まっています。
川沿いを進んで行くと、いくつもの橋に出会います。


「あいの橋」…「たくみばし」…「田橋」…それから、それから…何橋だろうね?橋にも名前があるんだね。
それにしても、川はどこまでも続いています。はじっこは見つかるんだろうか?



「え~…まだかな?どこまで続くの?」
ちょっと不安になってきました


「実は、この先にぐるっと回っていくともっとよく見えるんだけど…」
と相談すると、
「え~…」 
「もうご飯食べたいんだけどな~」
まだ、10時ちょっと過ぎですけど…
足も何だか疲れてきました

そらチームでの園外保育後、実はスタッフでミーティングをして、急遽コースの一部変更をしました。
そらチームの子たちから、川のはじをもっと見たかったというつぶやきや、その後地図を書いてみようという活動にも発展し、水路作りの活動にもつながるのではないか、と前日更にコースの下見に出かけ景観を確かめて臨んでいたのです。
道路の向かい側なのに、そこに向かうには大回りをしなければなりませんが見る価値があるのでは⁉

「何だかさ、海の匂いがしない?」
「あそこはね~、実は小高い山があってね、そこに立つと…いいものが見えてね…」と、楽しそうに語る保育士の言葉に、

「ん~!もうっ!、やっぱりいくか…!」
1人がちょっと重い腰を、あげると、「そっか~」「よし!」とみんなが動き出しました。


川の先は、海に繋がっていました。
「そうか…、やっぱり川と海って繋がっているんだ…」

お待ちかねのお弁当。


話題はおにぎりの中身!「おれは、しゃけ」「オレは梅干し!」
みんなの力の基は、やっぱりお母さんのお弁当でした。



実はトランシーバーのようなもので、スタッフ同士、そして園舎とも連絡を共有していました。お互いのチームがどうしているか、子どもたちにも伝え合っていましたが、園舎で待っていたそらチームさんが、雨が降りそうだという話を聞いて、
「てるてる坊主さん!今だけでも雨が降らないように…お願い‼」と祈ってくれていたのだとか。

そらチーム:「元気に帰ってきてね~」 ↔ にじチーム:「ありがと~‼」
おんなじこぐま組。心は繋がっているね。
次の日、子どもたちとふりかえりをした時の言葉にも、「だってさ、俺たち同じ”こぐま”じゃん!あったり前でしょ!」なんて言葉が出てきたのでした。


さて、行きはよいよい、帰りは…?
途中で、ストレッチターイム!


「まだ~?」「もうだめ…、足が痛い…」
…はずなのに、園舎のところで手を振る先生達が見えると足は自然に


「ただいま~‼」

たくさん歩きながら、様々な草花に出会い、川と海の繋がりを見つけました。
自分の身体をいっぱいに使い、「もうダメだ~」と思ったけれど、また力が湧いてくる体験もしました。

自分の力に気づいたり、川と海の違いって何だろう?と、今度は違う不思議に出会いました。
不思議に出会うということは、「知りたい」と思うこと。
知りたいから考えたり、試したり、調べたりしたくなる。

子どもたちの「主体的で対話的な深い学び」は、この不思議に出会うことから始まります。
この不思議がどのように発展していくのか!? 保育士も共に楽しみながら、活動は続いていきます!

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