「『エリザベスさん』って人が来るらしい」
子どもたちとエリザベスさんに会うことを目指し、3歳児さんに見守られながら出発しました。
『エリザベス』と名前を聞いてその人はどんな人なのか想像していた子どもたち。
「80歳くらいのおばあちゃんだと思う」
「東京でエリザベスっていうTシャツを着た人に会ったことあるよ、その人かも」
「外国の人かな」
「苗字ないのかな」
想像を膨らませて会話を楽しんでいました。
先日の園外保育の時にゴミが沢山落ちていたことを思い出し、ごみ拾いをしながら歩いていきました。
途中で水分補給、塩分チャージをしながらぐんぐん進んでいきます。
前回ご飯を食べた公園を通り過ぎ、エリザベスさんに会う期待がますます上がってきました。
期待と同時に「本当にエリザベスさん待ってくれてるかな」
「遅いなって帰っちゃったりしてないかな」と心配する声も…
「あっちにでっかい船がある!」みんなで大きな船を目指して進んで行くと、何やら船に名前が書いてありました。
「くいーんえりざべす・・・え!?エリザベスさんって船だったの!?」
子どもたちは驚き、そこからさらに想像を膨らませていました。
「船の中でエリザベスさんが待っているんだ」
「エリザベスさんって人が作った船なだけで、エリザベスさんは今日いないんじゃない?」
「苗字あったんだ、よかった~。生きてる!」
目的地に到着し、子どもたちと相談してもっと近くに見に行く人と、ご飯を食べ始める人でわかれて行動することになりました。
近くまで行ってみるとその大きさに圧倒され本当に船なのかと新たな疑問が生まれます。
保育園とどっちが大きいのか物の大きさを想像し頭の中で比較していました。
船の中には、お客さんや乗組員の方たちが子どもたちに手を振ったり挨拶をしてくれました。
ここまで大事に運んできた楽しみのお弁当をいただきます。
愛情たっぷりのお弁当に子どもたちの笑顔があふれています。
まだまだ食べられる!そんな声が沢山聞こえてきました。
ひと遊びして保育園へ出発です。
足を進めていくと「足が棒になったみたい」「この辺が痛い」とつぶやく子も。
作成途中のねぶたを見ながら
「ねぶたが完成するころにまた来ようね」と、子どもたちは今から期待を膨らませています。
今年の夏は例年よりも暑くなることが予想されていますが、どうなるでしょう!
あいの保育園の近くでさらにスピードアップ!
ゴールへの喜びからか祝福の雨がぽつりぽつりと降ってきました。
帰ってきてからは身の回りの支度を自分で整え、冷たい飲み物でほっと一息ついてから眠りに入りました。
子どもたちの想像力、発見する力に日々驚かされます。
様々な場所で、いろんな人に出会い、かかわり方、その場のマナーなども学んでいくのでしょうね。
いろいろな国の言葉を聞いて、「なんて言っているかわからないんだ」と話す子もいましたが、たくさんの方が「コンニチハ~」「ハロー」とあいさつをしてくれ、コミュニケーションをとれること、その喜びを体感していました。会話を聞きながら、国によって話す言葉の違いにも気づいたようです。新たな文化に触れる体験となりました。
いっぱい歩いた自分の体の変化、でも友だちと一緒なら歩ける力が湧くこと、園まで様々なものを発見し共有しながら歩いて帰って来た経験は子どもが自分の成長を実感し、それが自信、喜びとなり、これからの力につながっていくと信じています。
次は親子遠足!今からたのしみですね。
お弁当作りありがとうございました。