5歳児 味噌づくり

5歳児さんで味噌づくりを行いました。

今年は、大豆の量を測り、水に浸し、火にかけ、つぶし、混ぜる。ほぼすべての工程を子どもたちと手がけました。

味噌って何からできているの?
「大豆!」「大豆は納豆にもなるし、豆腐にもなるんだよ」
子どもたちは大豆というキーワードで様々な情報を頭から引き出し、伝え合っていました。

★1日目

豆の量をはかり、水に浸します。
1合升、5合升、10合升…
この升(5合升)にはどのくらい入ると思う?の保育士の問いかけに
「1合の升が3回分?」「僕は4回だと思う」など自分で推測しながらじっくりと考えていました。
5合升を知ると今度はさらに大きな升は?と考え進めていきます。
1合升で計ろうとすると、ある子が
「この5合升で計ればいいんじゃない?」と。
そこで5合升に入った豆を大きな升に移し替えて引き続いて計り始めました。
5合の次は1合で6合、その次は7合・・・
「あれ僕6合だと思ったけどまだ隙間がある!だからもっと入るのかもしれない。9合かな・・・」
結果は10合!
そして10合升は一升ともいうことを知りました。


数や量の不思議さ、規則性に触れ楽しみながら進めていきます。
経験しながら足し算やいつの間にか掛け算にも出会っていきます。
豆をザルに入れ替える音を聞いて
「ジャリジャリジャバーン」「ザラザラザー」と表現していました。

★2日目

浸した豆を、すりつぶします。
子どもたちは浸し終わった豆を見て、
「色が違う」「皮が脱げた」「水に浸した方が柔らかくなる」「やわらかいからつぶれるんだ」
などと、豆の変わりように、目を丸くしていました。
感触を楽しみながら豆をすりつぶしていきましたよ。


★3日目 最終日

いよいよ樽に味噌のもとを入れていきます。
麹を混ぜ合わせると、「お酒の匂いがする」「納豆の匂いがする」
「混ぜた後に手を洗うとすべすべする!」



五感を使って、味噌づくりを進めていきます。
材料を混ぜ合わせ、願いを込めて丸め、空気を抜くために投げ入れます!
5歳児さんが卒園した後に食べられるようになる味噌。



「僕たちの味噌でこりすさん、こじかさんたち大きくなったらいいな」そんな声も聞こえてきました。
最後に、塩で蓋をし完成。

5歳児さんの願いがこもった味噌、きっとこれから食べる子どもたちの心も身体も大きくしていくことでしょう。

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