2016年10月27日 ( 木 )
昨日は大型バスに乗って、りんごもぎと紅葉狩りに出かけました。
菊の花の咲くころに青空が晴れ渡ることを、菊晴れというならば、昨日はまさに「菊晴れ」でした。
バスの中では、「私のおにぎりは鮭が入っているんだよ♪」、「お弁当早く食べたいね~」と手作りお弁当の話も盛り上がり、子どもたちのわくわく感がぐんぐん伝わってきました。
りんご園に到着すると、りんごの木にたわわに実った真っ赤な「ふじ」と黄色がかった「ぐんま名月」を収穫しました。
「りんごの下の方を優しく持つんだよ」とりんごもぎのコツを教えてくれた子や、「パパの(分の)りんごも見つけようっと!」と家のお土産にするためにじっくりとりんごを選んでいた子もいました。手の届かないような高いところになっているりんごは、お手伝いお父さんに抱っこしてもらって収穫しましたよ。
子どもたちの中には、もぎたてのりんごを皮ごと丸かじりするのは初めてという子もいましたよ。かじると果汁が溢れて「ジュース出てきた!」と驚きの様子でした。
さて、次のお楽しみの紅葉狩りは、桜の名所「弘前公園」散策です。
散策途中、桜の木の幹をかいて木の様子を真剣に見ている女の人を見つけました。
「何しているんですか?」と子どもたちが聞くと、「木が病気になっていないか調べているんだよ」と、その女の人(樹木医さん)は教えてくれました。桜の木がいつまでも元気でいられるために、木のお医者さんが支えてくれているのですね。
散策中、もみじやカエデ、イチョウや桜などのたくさんの葉を見つけました。
帰りのバスで子どもたちは、「ふじりんごは赤いけど、もみじの赤と、先生たちのTシャツの赤とは違う赤だった!」と、色の違いに気づき色彩に興味を示していました。
「赤色」にもたくさんの種類があり、色々な名前があります。
朱色、つつじ色、深紅、丹色(にいろ)、栗梅色(くりうめいろ)…
みんなが昨日見つけた秋はどんな色だったのでしょうね?
バスの中で自然に口ずさむ秋の歌、
「紅葉」、「まっかな秋」、「りんごのひとりごと」
深まりゆく秋に包まれた一日でした。
一枚の
紅葉かつ散る
静かさよ
(高浜虚子)