秋深し 小春日和にて

2017年10月28日 ( 土 )


赤や黄色に色づき始めた木々。実りの秋を実感するほどたっぷりと落ちていた木の実。美しく色づいた葉が風を受けて舞い落ちると、立ち止まり「なんだか雨みたい」とぽつりとつぶやく子がいました。地面に落ちる前にキャッチしようと葉を追いかける子どもたちはとても楽しそうです。自然の美しさ、子どもたちの楽しそうな表情に私たち保育士も心奪われていることがしばしばありました。

紅葉した葉っぱの下を通ると子どもたちは自然と
「まっかだなぁ まっかだなぁ つたの葉っぱがまっかだな
もみじのはっぱも まっかだな
しずむ ゆうひに てらされて まっかなほっぺたの きみとぼく
まっかな 秋に照らされている」
と歌を口ずさんでいました。一枚一枚選んで見つけた秋を入れるカバンにそっとしまう子もいました。

どっさりとどんぐりの落としものを見つけると「これさ、トトロが落としていったんだよ」とつぶやく3歳児。春の園外保育でもトトロを探していました。トトロは森にいるはず!今日こそは!と思っていたのでしょう。トトロの落としものを見つけては、「こっちに行ったのかも」と名探偵コナンくんたちは歩いていきました。

4.5歳児は、縄文ミュージアムの展示を見て、大昔の人の暮らしはどんなふうだったかを知りました。縄文の衣装に身を包み、「これ(衣装)を作ってみたい」という子や展示されているものを見て、「これがヘアピン!?」、「これが針?」、「石匙(いしさじ)ってなぁに?」と驚いたり、疑問に思ったことを聞いたりしていました。友だちと語り合う言葉の中に発見を共有したり、同じ気持ちといううれしさが見えました。

目指した場所は一緒ですが、コースは少し違いました。3歳児は途中、「自分たちが迷子になってしまったのでは?」と不安そうにしていたのですが、合流して一安心。

もみじや木の実、虫や天高く見える空、うろこ雲の形、錦の紅葉のグラデーション。深まる秋の自然は、私たちに「不思議」と「発見」、「驚き」と「喜び」をプレゼントしてくれました。

姉妹園

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“生かせ いのち”

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